バングラデシュでの活動

バングラデシュでの活動

バングラデシュで活動を始めたいきさつ

1989年二人の息子と3人でダッカ北西ロキプル村にあるマザーテレサ病院で1ヶ月ボランティアをし、バングラデシュの素朴な人達と輝く瞳の子供達に魅せられ通う事18回目にして出会ったのが「山形ダッカ友好病院院長のDr.Rhaman」です。
山形大学医学部に留学し帰国後も山形済生病院を年に数度訪れ、常に日本の医療に触れながら長年バングラデシュ在留の日本人や旅行者の疾病予防及び健康回復に関わって来ました。
“日本的な医療・看護を行う病院”を目指す先生に、私の看護師としての経験で何かお手伝い出来ないか・・とボランティアを願い出て2012年4月から在住し現在に至ります。

活動内容

職員と患者さんへの薬配布を確認
職員と患者さんへの薬配布を確認

バングラデシュでは入院すると必ず家族が付き添い、身辺の世話を全て行います。看護師は「与薬・注射・ガーゼ交換など処置時の医師の介助」が主な仕事で「トイレ介助・食事介助・体の清拭・環境整備」などは仕事の範疇ではありません。日本人患者さんは単独の入院ですが、スタッフ達はそれらに対する配慮が出来ません。患者さんが安心して治療が受けられる環境作りを目指し、スタッフへの技術指導・勉強会・ミーティングを重ねています。(2012年8月より日本人入院患者さんへの和食提供を開始しています)
カルテを確認中
カルテを確認中

活動中の問題点

・イスラム教徒90%のバングラデシュでは女性患者への“レントゲン・心電図など肌に触れる検査”は女性スタッフが担当し、モスリムの男性宗教家の入院では男性スタッフのみしか入室出来ません。
・女性は「オルナ」と呼ばれるスカーフを常に胸にかけており、仕事中にずれ落ちて不潔になりやすい(国家資格を持つ看護師はユニホームのみ・・もある)のですが、宗教上の習慣からも外す事は困難です。
・同じ事に対し何日も(時に数ヶ月間)言い続け見届けないと定着しない。
・清潔管理に対する認識のレベルの違いが大きい。例えば埃まみれのテーブルの上を拭く際に乾いた雑巾で拭いて終了。水で絞った雑巾でやり直すよう促すも雑巾をたたまずに1枚に広げたまま全体を拭き終了します。
・検温は一部(術後の患者)のみだったので“全患者の検温が必要”と指導。以後確認しなければすぐ元に戻ります。なので、これら医療従事者の基本知識を途絶えることなく、教育を続けてゆく事が、この国では肝要だと思っています。

今後の活動目標

・清潔不潔への意識向上の徹底
・朝のミーティング継続
・仕事に対する責任感と意欲向上に向けたサポート